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AI時代に必要とされる次世代PM力とは?

AI時代に必要とされる次世代PM力とは?

最終更新:2026.07.22

公開:2026.07.08

生成AIの登場により、ITエンジニアの働き方は劇的な変化の真っ只中にあります。要件を打ち込めば、ものの数秒で精度の高いコードが生成される時代。そんな現実を目の当たりにして、「このままのスキルセットで、10年後も生き残っていけるのだろうか?」と、漠然とした不安や焦りを感じている方も多いのではないでしょうか。

これまでエンジニアの市場価値を担保してきた「プログラミングスキル」そのものが差別化しにくくなっていく中で、私たちNecmos(ネクモス)は、これからの時代に必要なのは単なる「AIを使いこなす技術」だけではないと考えています。

本記事では、AIが当たり前となる時代において、エンジニアがいかにして自分自身の市場価値を高め、不安を確かなキャリアへと変えていくべきか、Necmosの考え方と現場のリアルな取り組みを交えてお伝えします。その答えとしてNecmosが提唱するのが、「次世代PM力」という考え方です。詳しくは本文でご説明いたしますが、これは一部のマネージャーだけに求められるものではなく、すべてのエンジニアが身につけるべき思考と行動の在り方を指しています。

この記事でわかること

  • 終わりのない技術習得(How)の追求だけでは、キャリアの不安が消えない理由
  • Necmosが提唱する「次世代PM力」とは何か、なぜ今すべてのエンジニアに必要なのか
  • NecmosのDX部門がすでに実践している「AI駆動開発」のリアル
  • AI時代において「Why」が最強のスキルとなる背景
  • エンジニアが市場価値を上げ続けるためのNecmos独自のキャリア方程式

この記事を書いた人

麻植 翔太

麻植 翔太

SHOTA OE

株式会社Necmos キャリアアドバイザー

大学卒業後、新卒でNecmosに入社。根底にあるのは「相手の喜びが自分の喜び」という価値観であり、Necmosの「キャリア伴走」という姿勢に深くマッチし入社を決意。現在は、エンジニアの伴走者として共に未来を描く支援を行っている。「自分らしさがそのまま誰かのためになる」そんな理想的なキャリアを一人ひとりが築いていけるよう、これからも「人の喜び」を原動力に丁寧な伴走を続けていく。

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AIの進化で、エンジニアのキャリアはどう変わるのか?

AIの衝撃——「動くコード」が瞬時に生成される現実への焦り

少し前まで、エンジニアの価値は「仕様書を正確に読み解き、バグのないコードをいかに早く書けるか」に重きが置かれていました。しかし今、AIエージェントやコーディング支援ツールの進化により、「動くコードを書く」という作業そのものの難易度は劇的に下がっています。

日々進化する技術のニュースを見るたびに、「自分の仕事がいつかAIに代替されるのではないか」という焦りを感じるのは、決してあなただけではありません。これまで必死に身につけてきた言語やフレームワークの知識が、ある日突然、AIによって瞬時に出力される「ありふれたもの」になってしまう。そんな「これまでの常識がガラリと変わる大転換」が、まさに今私たちの目の前で起きています。

「どう作るか(How)」の習得だけに追われると、キャリアの不安が消えない理由

もちろん、新しい情報をキャッチアップし、AI活用スキルなどの最新技術を習得していくことはエンジニアとして当然の責務です。しかし、「どうやって作るか(How)」のアップデートだけに終始してしまうと、キャリアの不安はいつまで経っても消えることはありません。

なぜなら、AIにも、あらゆるIT技術にも、本来は「人々の生活をより生産的に、効果的に豊かにしていく」という明確な目的(Why)が存在するからです。

「AIを使ってコードを早く書くこと」や「効率化すること」といった手段(How)が目的化してしまった時、エンジニアは単なるAIのオペレーターに陥ってしまいます。手段が目的化した瞬間に、AIは私たちを助ける強力な武器ではなく、私たちの仕事を奪う「敵」になりかねません。だからこそ、AIを単なる効率化のツールとして使うのではなく、「何のために、この技術を使うのか」という上位の目的を持てるかどうかが、これからのキャリアの明暗を分けるのです。

【現場のリアル】Necmos DX部門がすでに実践する「人間とAIの協働」

作業はAIへ——人間はビジネス視点での「判断(ジャッジ)」に特化する

AIが人間の仕事を奪うという議論が世間で繰り返される中、NecmosのDX部門ではすでに、AIを強力なパートナーとして迎えた「AI駆動開発」を当たり前のものとして実践しています。

従来の開発プロセスでは、開発スピードや自動化の範囲に限界があり、ビジネス側の要求に迅速に応えきれないという課題がありました。そこでNecmosでは、要件整理、設計、実装、テスト、レビューといった開発プロセスの各工程にAI(Claude Code)やAIエージェントを組み込み、人間が目的や品質を判断しながらAIに実作業を担わせる開発スタイルを「AI駆動開発」と捉えています。これにより、複雑な処理の実装や検証を効率化し、開発スピードを大きく高めています。

ここで重要となるのが、人間の役割のシフトです。「仕様通りにコードを書く」という作業をAIエージェントに任せられるようになったからこそ、エンジニアは実装作業そのものに追われるのではなく、「このロジックは本当に顧客のビジネス価値につながっているか?」を問い、目的や品質を見極めながら開発を前に進める役割を担えるようになりました。

チーム・顧客を動かす——「ワークエンゲージメント(熱量)」を創出する

AIと人間の境界線が明確になった次世代の開発現場において、人間にしかできないもう一つの重要な役割があります。それが、チームの「ワークエンゲージメント」を高めることです。ワークエンゲージメントとは、仕事に対して「活力」「熱意」「没頭」が揃った、充実したポジティブな心理状態を指します。
AIが作業を担ってくれるからこそ、エンジニアはこの状態をチームや顧客の中に生み出すことへ、意識とエネルギーを集中できるようになるのです。

冒頭でご紹介した、Necmosが提唱する「次世代PM力」とは、一部のマネージャーやプロジェクトマネージャーという「役職」に限った話ではありません。すべてのエンジニアに求められる、「プロジェクトを成功に導く(Manage to = 何とかする)」ための思考と行動の概念を指します。

具体的には、与えられたタスクや仕様書をただこなしたり、顧客の要望を自ら思考せずにそのまま実装するような「受け身の作業者」になることではありません。

大切なのは、以下の3つの実務能力です。

  • 「AIに任せる領域」と「人間が担う領域」の境界線を明確に引く
    AIに何でも任せればいい、というわけではありません。「この判断はAIに委ねてよいか、それとも人間が責任を持つべきか」を見極める力こそが、AI時代のエンジニアに求められる最初の一歩です。
  • WHY(目的)を起点に、AIの活用範囲を定める
    「工数を削減するためにAIを使う」ではなく、「この顧客課題を解決するためにAIを活用する」という順序で考えること。手段ではなく目的から発想できるかどうかが、次世代PM力の根幹です。
  • AIの出力を正しくレビュー(判断)する
    AIが生成したコードや設計が、本当にビジネス価値につながっているかを問い続ける目を持つこと。AIを使いこなすとは、出力を鵜呑みにすることではなく、質を見極め、方向を正す判断力を持つことです。

そして、AIによって生み出された時間とリソースを、「人間にしかできない対話や共創」へと徹底的に集中させること。プロジェクトに関わるメンバーの、本質的な課題解決へ向かう熱量(ワークエンゲージメント)を創出できる人材こそが、AIネイティブな次世代において圧倒的な付加価値を生み出す源泉となるのです。

価値の転換点——これからの時代は「志を持つこと」がスキルになる

求められるのは「何を成し遂げたいか(Why)」という意思

「正確にコードを書く」というこれまでの必須スキルは、AIの進化によって誰にでもできること(コモディティ化)になりつつあります。

これからの時代に求められるのは、「どの言語が書けるか(How)」ではなく、「このシステムで誰のどんな課題を解決したいか(Why)」を描く力です。

「何を成し遂げたいか」という目的意識(志)を持つこと自体が、精神論ではなく、AI時代を生き抜くための最強の「実務スキル」へと転換しているのです。以下の表のように、AIや技術に向き合うスタンス(手段か、目的か)によって、エンジニアのキャリアは大きく分かれます。

比較項目

手段(How)が目的化している状態

志(Why)を持ち、次世代PM力を発揮する状態

思考の起点

「言われた通りのシステムを、いかに早くバグなく作るか」

「このシステムで顧客の何の課題を解決し、どう喜ばせたいか」

技術の捉え方

「最新スキルを極めたい」「AIで自分の作業を楽にしたい」

「顧客の課題解決のために、AIや最新技術をどう組み合わせるか」

AIとの関係

AIに「どう作るか(How)」の作業を奪われ、脅威(敵)となる

AIに作業を任せ、自分は「何を実現するか(Why)」の判断に集中する

「Why」で生きていく癖をつける——より高いゴールを目指すためのスタンス

AIも、様々なIT技術も、本来は「人々の生活をより生産的・効果的なものにし、豊かにしていく」ための手段でしかありません。

もし、「AIを使用して業務を効率化すること」自体が目的化してしまうと、結局は「Why(目的)」を持たないまま作業をこなすだけの状態に陥り、AIはいずれ自分の脅威となります。手段が目的化した時、より上位の目的を持っている人には決してかなわないのです。

一方で、「もっと良いものを作りたい」「なぜこの機能が必要なのか」という「Why」の問いを常に持っている人は違います。彼らは「Why」を起点に思考する癖がついているため、AIが出した答えを鵜呑みにせず、自分の頭でレビュー(判断)することができます。

AIを単なる効率化の道具ではなく、本質的な課題解決の武器として活用し、より高い水準を目指しながら、最終的にもっと高いゴール(顧客の成功や社会への価値提供)へと到達することができるのです。

キャリアの不安を打ち破る、Necmosの生存戦略『次世代PM力』

本質的な付加価値を生む——「フィールド選定×次世代PM力×AI活用力」の構造

AI時代において、エンジニアがいかにして本質的な市場価値を高めるのか。Necmosでは、その構造を「付加価値 = フィールド選定 × 次世代PM力 × AI活用力」として定義し、土台としてのキャリア伴走を行っています。

  • AI時代のフィールド選定: サーバーやネットワークなどのインフラは止まると社会に大きな影響を及ぼすため、「人間より賢いAIが言ってたんで」では言い訳が効かないといった、社会的責任の大きな領域を選ぶことが重要です。また、顧客の事業ドメインや企業文化(コンテキスト)などが複雑に交錯する領域では、AIが設計書を早く読み解けてもシステムアーキテクチャを検討するのはリアリティに欠けます。DXを実現して何を達成したいのかといった、不確実性の中に答えを出す領域を選ぶことが第一歩です。
  • 次世代PM力: AIと人間の境界線を明確に引き、最適な協働環境を築くことで、圧倒的な生産性を「当たり前の基準」として定着させる力です。
  • AI活用力: 日々進化するAI技術とガバナンスの中間に立ち、適切な活用を行うためには、単純なAIを扱える以上の能力が求められます。当然、学習は必要ですが、どのように成果物に繋げていくのかという実践的な知見の蓄積が勝敗を分けます。

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自律的に役割を再定義する——「楽しく学び続ける力」と「キャリア伴走」

これらの付加価値の追求を支えるのが、ワークエンゲージメントの向上に基づく「楽しく学び続ける力」です。キャリアを追求する姿勢は、継続学習の原動力となります。現場で生きる知見獲得は、実践知や付加価値へとつながり、成功体験となることで、さらなる学習への好奇心に繋がります。

そしてNecmosでは、その土台として手厚い「キャリア伴走」を提供しています。日々変化する社会需要やIT人材市場の変化に対してどう適応するかを戦略的に考え、高いコーチング技術とテクノロジー活用により自己変革へと導きます。

AIの進化を恐れるか、武器にするか——Necmosで共に正解を創ろう

漠然とした不安を確かなキャリアに変える場所

「動くコードが瞬時に生成される現実」は、これまでの常識を覆すほどの衝撃を持っています。しかし、視点を変えれば、これほどエンジニアが「本質的な価値づくり」に集中できる面白い時代は他にありません。

与えられた作業をこなすだけのキャリアから抜け出し、「何を成し遂げたいか(Why)」という意思を持って技術を操る。その覚悟を持った時、AIの進化はもはや脅威ではなくなります。

Necmosには、DX部門ですでに実証されているAI駆動開発のノウハウと、次世代PM力の体系的な知見があります。この確かな基盤があるからこそ、あなた自身が「何を成し遂げたいか」を共に見つけ出し、強みを最大化するためのキャリア伴走の仕組みが、確かな説得力を持って機能しています。

AI時代におけるエンジニアのキャリアに、最初から用意された「正解」はありません。 もし今、少しでも現状のキャリアに不安を感じているのなら、私たちと一緒にその不安を圧倒的な成長のバネに変え、これからの時代の新しい正解を創りませんか?

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Necmos編集部

Necmos編集部は、現場で活躍するエンジニアの声やリアルな経験に基づいた信頼性の高い情報を発信し、読者が自身のキャリア形成に役立てられるようサポートしています。 また、エンジニア一人ひとりの価値観や想いを大切にしながら、業界最高水準の給与還元を透明性の高いマージン設計で実現することで、エンジニアが安心してキャリアに集中できる環境を整えています。

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