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未経験から知るエンジニアの職種とキャリア|実はこんなに種類がある!

最終更新:2025.07.01
公開:2025.07.01
「このまま今の仕事を続けて大丈夫なのだろうか...」
そんな不安を感じたことはありませんか?
SNSや口コミで見るエンジニアの収入や働き方に惹かれつつも、「未経験の自分にできるの?」と迷う人も少なくありません。
でも実は、エンジニアという仕事には、未経験からでもスタートできる職種が意外と多く存在します。
本記事では、未経験から目指せるエンジニアの種類と特徴、自分に向いている職種を見つけるための大事なポイントについても解説します。
まずは、どんな職種があるのかを知ることから始めてみませんか?
この記事でわかること
- エンジニア職の多様な種類と特徴
- 自分に合った職種の見つけ方
- キャリアに不安がある人が踏み出すための第一歩
Necmos編集部
Necmos編集部は、現場で活躍するエンジニアの声やリアルな経験に基づいた信頼性の高い情報を発信し、読者が自身のキャリア形成に役立てられるようサポートしています。 また、エンジニア一人ひとりの価値観や想いを大切にしながら、業界最高水準の給与還元を透明性の高いマージン設計で実現することで、エンジニアが安心してキャリアに集中できる環境を整えています。
1.エンジニア職の種類と特徴|未経験者にもわかりやすく
「エンジニアになりたい」と思っても、実はその中に多くの職種があることをご存知でしょうか?
ひと口に「エンジニア」といっても、その仕事内容や求められるスキルは多種多様です。
自分に合ったキャリアを考えるには、まず「エンジニアにはどんな職種があるのか」を知ることが第一歩です。
本章では、未経験の方にも分かりやすいように、エンジニアを大まかに4つの職種に分けて紹介します。
また、それぞれの特徴や向いているタイプも合わせて解説していきます。
1-1. テスト・サポート・ITヘルプデスク
製品の動作確認や、現場でのトラブル対応などを担うのが、「テストエンジニア」や「ITヘルプデスク」といったサポート系の職種です。
システムやアプリが正常に機能するかを検証したり、ユーザーからの問い合わせに対応するなど、「裏方」としての安定した活躍が期待されます。
こうした職種では、高度なプログラミングスキルよりも「丁寧さ」や「問題解決力」、「コミュニケーション能力」が重視されます。
顧客対応や営業を経験してきた方にとっては、十分にスキルの活かせるフィールドです。
1-2. インフラエンジニア
企業のIT基盤を支えるネットワークやサーバーの設計・構築・運用を担うのが、インフラエンジニアです。
社内のシステムが安定して稼働し続けるために欠かせない存在で、「縁の下の力持ち」として信頼される仕事です。
この職種では、正確性と慎重さが求められるため、落ち着いた性格の方や、細かいチェック作業が得意な方に向いています。
ITパスポートやCCNAなどの資格取得もキャリアの後押しになるでしょう。
1-3. クラウドエンジニア
AWSやMicrosoft Azureといったクラウドサービスを使い、インフラの設計や構築、運用を行うのが「クラウドエンジニア」です。
クラウドは従来のオンプレミス(自社設置型)と比べて導入しやすく、企業規模を問わず利用が広がっています。そのため、クラウドエンジニアは非常に注目度の高い職種となっています。
クラウド技術は進化のスピードが速いため、技術トレンドに敏感で、継続的な学びを楽しめる人に向いています。
1-4. 開発系エンジニア(フロントエンド・バックエンド)
Webサイトやアプリの「見える部分」を担当する「フロントエンドエンジニア」と、データ処理やシステムの裏側を支える「バックエンドエンジニア」、これらをまとめて「開発系エンジニア」と呼びます。
開発作業の中心はプログラミングで、「コードを書いてものが動く」を実感できるのが魅力です。
フロントエンドは、HTML・CSS・JavaScriptといった技術でユーザー体験を形にし、UI/UX設計に興味がある方にぴったりです。
一方バックエンドは、データベースやAPIの設計・構築・最適化といった「システムの骨格」を担うため、論理的思考や問題解決力に自信がある人に向いています。
そのため、開発系エンジニアは自分が得意とする分野を選びやすく、チーム内で専門性を発揮するのに最適です。
エンジニアと一括りにせず、自分の性格や興味、将来像に照らし合わせて職種を考えることで、より納得感のあるキャリア選択が可能になります。
2.自己分析で見える「自分に合った職種」の見つけ方
数あるエンジニア職の中から「自分に合った仕事」を見つけるには、なんとなくの印象や周囲の声に流されるのではなく、自分自身を深く知るための「自己分析」が何よりも大切です。
本章では、未経験からエンジニアを目指すうえで役立つ「自己分析の方法」と、「職種別に見た適性チェック」の進め方を紹介します。
2-1. 自己分析のフレームワーク
まずは、以下の5つの視点から自分を客観的に棚卸ししてみましょう。
- 強み:他人よりも得意だと思うこと、よく褒められるポイント
- 弱み:苦手意識があること、過去に失敗した経験
- 興味:時間を忘れて没頭できるもの、自然と調べてしまうテーマ
- 行動履歴:過去の経験や取り組んできたこと(アルバイト・仕事・学び)
- 理想像:将来どうなりたいか、どんな働き方・生き方をしたいか
この5つを言語化することで、自分の傾向や価値観、エンジニアの仕事にどう活かせるかが見えてきます。
たとえば、「人と話すのが得意」「細かい作業が好き」などの要素は、職種選びに直結する重要なヒントです。
さらに、これまでの経験を「ストーリー」として整理することで、面接や職務経歴書でも説得力のある自己PRができるようになります。
2-2. 職種別に深掘りして自分に合う道を選ぶ
自己分析の次は、それをもとに具体的な職種との相性を探っていきましょう。
たとえば、サーバーサイドエンジニアを目指す場合は、以下のような観点で自分の特性を見つめ直すことが有効です。
- データベースやサーバー、APIなどの裏側の仕組みに興味があるか
- チーム開発において、表には出ないが根幹を支える役割にやりがいを感じられるか
- 論理的に物事を整理するのが得意か
一方、フロントエンドエンジニア志望なら、
- ユーザーの操作感や使いやすさ(UI/UX)に興味があるか
- チーム開発において、ユーザー視点を代表する立場としてUI/UXを具体化する役割にやりがいを感じられるか
- ユーザーの立場で「どう見えるか」「どう使われるか」を考えるのが得意か
といった視点が重要です。
このように、目指す職種に応じて分析ポイントを変えることで、「ただ興味があるから」ではなく、「自分の資質に合っているから」という納得感ある選択が可能になります。
未経験の方でも、適切な自己分析を行えば、自分の強みを活かせる道がきっと見えてきます。
まとめ | 未来に不安があるなら、まずは「知る」ことから始めよう
エンジニアといってもその職種は様々で、未経験から挑戦できる分野も多くあります。
まずは仕事内容や求められるスキルを知り、自分に合う職種を見極めることが大切です。
そのためには、自己分析を通じて強みや興味、将来像を明確にすることが第一歩となります。
自分を理解し、正しい情報を得て行動することで、キャリアの可能性は大きく広がります。今こそ、自分の未来に向けて一歩踏み出してみませんか?
この記事を書いた人

能宗 新
NOUSOU ARATA
株式会社Necmos フロントエンドエンジニア
大学卒業後、新卒でSES企業に入社するも、自身の将来性に危機感を抱いたことをきっかけに、株式会社Necmosに入社。デジタルクリエイティブ事業部の初期メンバーとして、開発未経験の状態から様々な受託案件に携わった後、再びSESとして金融系や官公庁系などの現場業務に従事。SESと受託開発の両方を経験することで"視野の広がり"を感じ、今後さらに対応領域を広げるべく、デジタルクリエイティブ事業に再復帰し、Necmos社内のDX化やコンテンツマーケティングなどを推進している。
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